事業内容

建築物を人体に例えるならば、給水設備や排水設備は消化器系や循環器系であり、空調設備は呼吸器系、電気設備は感覚・神経系と言えると考えられます。 これらの中のどれか一つ欠けても生きていくことができない大切な物です。 様々な設備も建築物にとって一つとして欠かすことのできない物であり、機械設備の仕事とは必要な場所へ水や空気を、ポンプやファンを動かし配管・ダクトを利用して各部屋へ供給するという欠かすことのできない設備を創り上げることです。

建物内で生活する為になくてはならない水廻りの環境整備や、空調温熱環境を建物の用途に応じて多種多様なシステムで構築した設備を、設計環境において自動制御運転する等々、これらの取り纏め・調整・完成させることが機械設備工事の主な仕事となります。

機械設備工事は、更地の着工当初から、お客様へ建物を引き渡し、その後のメンテナンスに至るまで工事として現場が終わっても完成させた建物と関わる職種です。

躯体工事の時は、配管・ダクトルートをイメージし、設置機械のスペースを確保するための検討・仕込みを行う時期となり、内部の仕上げ工事と共に、大勢の建築他職と調整を行い協力しながら見えなくなる部分での配管・ダクト・機械類を設置し、仕上げ面に機器類を取付けしていき、最終の仕上げとして試運転調整を行いお客様へ引渡しとなります。

建築依頼された「お客様の想い」を使い勝手の良い物に創造具現化する事により、空調衛生環境制御に関連する機器類が自動的に運転・停止する様子が計画通りに動作した時などは、この仕事の本当の面白さを実感することができると思います。